自分好みの手製本ノートを作りに~吾郷屋 手製本と紙の造形の店へ

吾郷屋 手製本と紙の造形の店 お気に入りのお店

今日は出雲市平田の木綿街道にお店を構える吾郷屋さんに行きました。手製本で手帳などを制作しているその界隈ではとても有名なお店です。

ただ今回は妻のお気に入りの服屋(つなぐ)さんが同店で期間限定出店をしているということで付き添った次第です。(つなぐさんありがとう!)

木綿街道は古い町並みが残りつつも、個性的な新しいお店もあり街歩き好きには楽しいところです。実はゆっくりと歩いたことがないので次に訪れるときにはちゃんと時間をとって行きたいと思いました。

吾郷屋 手製本と紙の造形の店

ずっと密かに気になっていた作家さんだった!

吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店

吾郷屋さんとの最初の出会いは平田本陣記念館で開催された「平田クラフトミュージアム-平田のクラフト界を担う若手作家作品展-」です。鑑賞レポート記事をブログに書いていますのでよろしければそちらもご覧ください。吾郷屋さんの主、吾郷直紀さんの作品も展示があり、紙だけで作ったとは思えない(しかも手作り!)小さいものもあったり、ずっと気になっていました。

吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店

お話を伺ってるうちに、1冊ノートを注文することになった!

吾郷屋 手製本と紙の造形の店

本日は事前に取材の許可も頂いていたので、通常業務の接客の忙しいなかで色々なお話を聞くことができました。正直に申しますと、お店に入るまではたまたま観光の途中で見かけてふらっと立ち寄ったくらいの気持ちだったのです。しかし、手製本で作られている過程やこだわっていることなどを聞いていたら、いつの間にか前のめりな気持ちになって手製本のノートを一冊注文しようと決めました。

吾郷屋 手製本と紙の造形の店

細かく自分好みにカスタマイズ出来る「あなた手帖」

吾郷屋 手製本と紙の造形の店

これが「あなた手帖 オーダー票」という注文したノートの仕様書です。デザインはフルオーダーではなく、この中から選んでください的な半分オーダーですが、それでも色や素材を選ぶだけでも考え出すと果てしない。人によっては二時間とか悩むんじゃないかな、と思うほど。私が決めていった順番はこちらです。

1,ノートのサイズ

2,表紙の二色と見返し(表紙を開いた部分)の色

3,花布(閉じたページを結んだ形に見える装飾部分)としおり

4,ページの紙質と内容

吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店

今回はスケジュール帳にはしなかったのでカレンダーの要素は入れませんが、ページの内容も罫線・無地・方眼紙などから選べます。私は前半に罫線、後半に無地の体裁にしました。ここでも紙質や罫線の幅も選べます。表紙は最初から好きなオレンジ色をベースに考えましたが、その中にも色の濃淡の差異が複数あるサンプルがあります。

吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店

花布で使う紐は同地区の染織作家、樋野由紀子さんの手によるもの。その中からゴールドと黄色の真ん中のような(なんと玉ねぎの皮で染めた!)紐を選びました。

しおりの色も悩みます。本のデザインでもしおりは差し色として雰囲気を大きく左右します。もう一度、表紙選びから見直そうかと思ったほどです。

こうして試行錯誤の末(四十分くらいかな)、「あなた手帖」のオーダー票が完成しました。

吾郷屋 手製本と紙の造形の店

出来上がるのが楽しみ!

多くの注文を抱えており完成は11月末です。同種のものと比較すれば高額ですが、自分で選んだ、自分の希望をかなえた手帖はきっと格別な一品になると思います。出来上がりが待ち遠しいです。大切な人への贈り物としてもきっと喜ばれるでしょう。

吾郷屋 手製本と紙の造形の店
吾郷屋 手製本と紙の造形の店
こちらのタイプのノートも妻はきになってるようでした

吾郷屋 手製本と紙の造形の店

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吾郷屋
Published by Ameba Ownd

住所:島根県出雲市平田町721

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