絶景を見に島根県立石見海浜公園内にある灯台へ
今日は絶景を見に島根県立石見海浜公園へ向かいます。ここには石見大崎鼻(いわみおおさきはな)灯台が立ち、その展望台から望める日本海の景色は、島根県を代表する絶景と言っても過言ではありません。晴天に恵まれたことも良い写真の撮影を後押ししてくれました。
今まで行ったことがある灯台記事もぜひ
島根県内で有名な灯台といえば出雲日御碕灯台と美保関灯台の二つですね。
手前味噌ですが私たちも行っております。その時の記事はこちらです。
石見大崎鼻灯台は恥ずかしながら、私たちは名前も知らない所でした。(まだまだ島根のことを勉強不足で申し訳ない)実際に行ってみて、なぜ今までここへ来なかったのだろう、早く来ればよかった!と思いました。
まだ行ってみたことのない灯台が島根県西部には2つある
島根県のHP内に「いわみのインフラ」という灯台を紹介しているページがあります。そこには石見大崎鼻灯台を含めて、馬島(うましま)灯台・大岬(おおみさき)灯台が案内されています。この二つの灯台も制覇したいですね。
石見大崎鼻灯台の周りをぐるっと回ってみた
石見大崎鼻灯台の建物自体は大きくはありません。しかし、外壁はタイル貼りでとても可愛らしい。
灯台をぐるりと時計回りにまわってみましょう。
正面に大きくて広い日本海から左側(西)に目を向けると水族館のアクアスが見えます。
そのまま右側(東)を見れば真下には長い砂浜(高いところが苦手な方はご注意ください)、そのずっと先には江津市の日本製紙工場の紅白煙突があります。
さらに遠くの山並みまでじっと望めば風力発電の風車が木々のように立ち並んでいます。天気に恵まれてこれらの眺望を満喫でき本当に素晴らしかったです。
石見大崎鼻灯台のサイズ感について
公式な要目では、
・設置点灯 1974年(昭和49年)3月16日
・建物の高さ 15.7m
・灯高(海面から灯火まで) 72.28m
・光達距離 20.0海里(約37.0km)
建物の高さでは日本一を誇る出雲日御碕灯台ですが灯高は63.30mで、石見大崎鼻灯台の方が高い所にあるのです。下を見下ろせば足がすくむ訳です。
また、浜田海上保安部のHPから石見大崎鼻灯台に設置されているライブカメラの映像を見ることができます。
灯台から駐車場までの帰り道迷ってしまう事態に
この日は次に向かう予定があったので長居はせずに戻る予定でした。しかし生来の欲張り気質が出てしまい、駐車場から灯台までの来た道とは違うルートで帰ろうと思ってしまったのが運の尽きでした。駐車場の案内板が見つかったので安心しきってそっちに向かいました。後に分かったことですが、私たちが車を停めていた駐車場とは別の駐車場への案内板でした。
舗装されていた道が徐々に姿を変えていきます。草刈りはされているのですが、しっかりと山道となった道を歩きます。約束の時間が迫っています…駐車場はまだ見えてきません。時刻は間もなくお昼になるところです。
途中には過去に熊の目撃情報あり!という警告の看板が設置してあります。ちょっとドキドキしながら歩き続けます。藪の中からカサコソと物音がすると「わっ!」いちいち驚きます。
やっとの思いで駐車場に停めてあるマイカーを見つけると安堵の気持ちでいっぱいです。石見海浜公園の広さを侮っていた一日でした。
万葉集の柿本人麻呂ゆかりの地でもあった
最後にプチ情報ですがこの駐車場には万葉集の歌人、柿本人麻呂が訪れて歌を詠んだとされている石碑が立っています。妻と別れて京の都へのぼる際の歌と説明がされていました。私は万葉集も柿本人麻呂もまだまだ不勉強ですが、島根県西部はその縁の深い場所がたくさん残されています。奥の深い世界ですがゆっくりじっくり回れるくらいに風流を味わえるようになりたいですね。
石見大崎鼻灯台について
石見大崎鼻灯台
住所:島根県江津市波子町
駐車場:あり