陶芸・染織・漆芸・金工・木竹工・人形・諸工芸作品の中から
・無形文化財保持者(人間国宝)42点
・受賞作 16点
・山陰在住作家 12点
を含む270点の作品を展示します。
第67回 日本伝統工芸展
〈開催概要〉
会期:2020年12月2日(水)~12月25日(金)
開館時間:10:00~18:30(展示室への入場は18:00まで)
休館日:会期中無休
※観覧料は島根県立美術館公式HPをご確認ください。
ちなみに高校生以下は無料です。
※感染症対策のため、ご観覧の前に日時指定でチケットを販売しています。
チケット販売はこちらをご覧ください。
日本伝統工芸展に行ったのは昨年度がはじめて
そのときのレポートはnoteで記事にしておりますので、良かったら読んでみて下さい。
after展覧会「第66回日本伝統工芸展」
初心者さんのために展覧会を紹介するYouTube番組があります
伝統工芸と言われても、ちょっとどう見ればいいのか分からない、という人の為にか、主催団体の公益社団法人日本工芸会が展覧会を紹介するYouTube番組を公開しています。
入選作品の見どころなどが解説されていますが、工芸作品の全般的な見方の指南も感じられます。
【出演】
中田 英寿(元サッカー日本代表・国立工芸館名誉館長)
内田 篤呉(MOA美術館長・日本工芸会常任理事)
室瀬 和美(重要無形文化財「蒔絵」保持者・日本工芸会副理事長)
なんと中田英寿さんも出られています。
最近は日本酒の普及でよくお顔を拝見していましたが、先月(10月25日)、石川県金沢市に移転した国立工芸館の名誉館長に就任されていたのですね。
中田さんは私と同い年なので、サッカー選手を引退されてからの様々な分野でのご活動には驚かされるばかりです。
開催中、地元工芸作家さんによる対談も開催されます
さて、今年の日本伝統工芸展。
島根県立美術館での開催では、数回にわたり地元の工芸作家さんの対談が予定されています。
昨年はちょうど鑑賞日にギャラリートークに参加することができ、七宝作家の方のお話を聞くことができました。
あれからもう1年、七宝についての知識はほとんど増えていませんが、作品を直接見るだけではなく、
作家の方から制作にまつわる話を直に聞ける機会は限られていますので、タイミングが合えば参加したいと思っています。
対談スケジュール日程
【時 間】 各日14:00~(約60分)
【会 場】 美術館ホール(定員95名)
※ 聴講無料 当日先着順
①12月 5日(土)
【諸工芸】 松本 三千子[日本工芸会正会員]〈松江市〉
【諸工芸】 橋詰 峯子 [日本工芸会正会員]〈鳥取市〉
②12月 12日(土)
【陶 芸】 内田 和秀[日本工芸会準会員]〈松江市〉
【諸工芸】 川辺 雅規〈出雲市〉
③12月 13日(日)
【陶 芸】 花井 健太[日本工芸会準会員]〈鳥取市〉
【陶 芸】 前田 昭博[重要無形文化財「白磁」保持者]〈鳥取市〉
④12月 19日(土)
【陶 芸】 坂本 章[日本工芸会正会員]〈鳥取市〉
【陶 芸】 森 和之[日本工芸会正会員]〈鳥取市〉
⑤12月 20日(土)
【漆 芸】 高橋 香葉[日本工芸会正会員]〈松江市〉
【染 織】 松浦 弘美[日本工芸会準会員]〈松江市〉
伝統から受け継ぎ、現代アートへ
伝統工芸作品には、長い漢字の作品名がよく付けられています。
いったいどこで区切ればいいのだろうか、そもそも漢字の読み方がわからないということが多々あります。
でも、そのタイトルこそが鑑賞の大きなヒントなのです。
そこには素材や技法や作品のモチーフなどが書かれており、気になった作品だけでもタイトル名の分解にチャレンジしてみてください。
最近は明治時代以降の工芸作品が(特に超絶技巧と呼ばれるような作品)、注目を浴びています。
日本伝統工芸展に出品されている作品は、伝統を受け継いで作られていますが、同じ時代を生きている作家の方々が作った、いわば現代アートと言える作品です。
難しく考えすぎずに見に行ってもらえると、きっと楽しめるのではないかと思います。
おまけ:島根県立美術館へ行ったら宍道湖も楽しめます
景色が綺麗なので写真スポットにもぜひ!!
12/26までクリスマスイルミネーションも開催中!
15:00くらいから工芸展を楽しんで、そのあとはイルミネーションを満喫♪
そんなプランもおすすめです。
島根県立美術館
住所:島根県松江市袖師町1−5
TEL:0852−55−4700
https://www.shimane-art-museum.jp/
しまね暮らし「しまねの美術担当」
アートブロガーの町平亮(マチ ヘイスケ)です。
30代後半から美術にはまり中。
普段はnoteで記事を書いています。
noteはこちら💁♀️
町平亮(マチ ヘイスケ)@アートブロガー