みなさん、こんにちは。
なかなか気軽に出かけることができない時ですが、毎日の生活を少しでも楽しくしていこうと色々と取り組んでいるのではないでしょうか。
私は今年の4月の記事にも書きましたが、焼き物・器の沼に入りつつあります。
前回4月の記事はこちらをご覧ください。
2月に「島根窯元展」(イオンスタイル出雲)に行った際に、ステッチ柄のかわいいお皿が販売されていました。会期の終盤に行ったためか店頭の在庫が少なく、その日は泣く泣く箸置きを買って帰りました。その窯元こそが、松江市の「陶風舎」さんです。 今回、もっと他の器も見てみたいと思い立ち、行ってきました窯元へ。
いざ「陶風舎」さんへ
松江市内の住宅街の中に「陶風舎」さんはあります。
サイトを拝見すると、「お越しになる際には事前にご連絡ください」との記載があったので前日に電話をして伺いました。
ちょうど伺ったときは教室をされている最中でみなさん和気あいあいと楽しそうに制作していらっしゃいました。
工房の隣にある展示販売スペースを見せていただくと…
全体的に可愛らしいデザインや色合いの器がたくさん。
色合いも薄いグリーンやピンクなど、四季折々の野菜の彩りと合わせるのが楽しめそうです。
そして…陶風舎さんの代名詞ともいえるステッチ柄(欲しかったやつ!!)がたくさん置いてありテンションが上がりました!!
ステッチ柄の紹介
左から大サイズ(21cm)、中サイズ(18cm)、小サイズ(15cm)となっています。
写真でも見えますが、内側の表面にぽつぽつと黒い点が見えます。
一枚一枚を手に取って見ると、それぞれに微妙に違います。
このようなデザインの差異はやはり手作業ならではです。 料理の盛り付けを想像しながら、自分の好むデザインの一枚を探す楽しみがありますね。
今回私は、自分用に大サイズ(普段のおかずや朝食のパン用)と母にプレゼントで中サイズ(ケーキなどデザートを乗せるのにピッタリ)を購入しました。
窯も見せていただきました!
なんと今回は陶芸家松本尚子さんご本人から窯や制作過程の話を聞くことができました。
上の写真が実際に使われている窯です。
次に焼く予定の器たちが窯の中で控えています。
ちょっと覗かせてもらいました。
扉を開けるとこのような感じ。
800℃で素焼きをされた器に釉薬を塗り、1240℃の本焼きの待機中です。
燃料は灯油とのこと。窯の隣にかわいい温度計が設置してありました。
コンパクトな窯のため、少しの量でも焼くことができます。大量に作品を作らないと焼けない登り窯より効率的だな、と感じました。(たくさん作り手さんがいる所は違うと思います)
窯の中の温度は上と下では違うので置く場所も工夫されているとのことでした。
本焼きはだいたい15時間くらいかかるそうです。
天候や湿度などによって出来上がりに影響があり、望む作品に仕上げるために気象情報をチェックしていつ焼くかを決めているとお話されました。
一発勝負の世界ですから、まさに職人の仕事だなぁと思いました。
お皿ができるまで
①土でお皿を作ります。
②素焼きします。(まだ表面がザラザラしています)
③釉薬を塗ります。
④本焼きをします。
本焼き前は、茶色に白地のステッチ柄が見えます。
それが…最終的にはこの茶色が渋いグレーになります。(不思議!!)
ちなみに、ステッチ柄の点々はチューブのようなもので、一つ一つ絞って付けているとのことです。
手作業!!それにもびっくり!!
1つ1つ違うので購入する際は悩みながら選びました。それも楽しくていいですね。
愛用させてもらっています♬
こんな感じで使っています。
このお皿電子レンジOK、食洗器OK、乾燥機OKとのこと!!
毎日気兼ねなく使えそうで、とっても嬉しい!!
レンコンの箸置きも陶風舎さんの作品です。
トマトを添えたら、もう少し映えたかな…(料理のセンスを磨きたいです)
次はどんな器を買おうか…(ステッチ柄のマグカップは揃えたいなあ)
窯元に行って作家さんから直接お話を聞きながら選べることは、本当に楽しくお役立ち情報から豆知識まで手に入るし、何より愛着がひとしおです。
陶風舎の松本尚子さん、色々とお話聞かせていただき、ありがとうございました!!
そして、本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
陶風舎(松本 尚子さん)
ぽくぽく もこもこ ざらざらん 土の声を拾いたい。
土という素材のもつ、その不思議・質感・自由さに魅せられ続けています。
島根県松江市の小さな工房で、こつこつと器を作っています。(陶風舎HPより)
住所:島根県松江市下東川津町55-8