島根の工芸品を見つめなおす日々~まずは情報収集編

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器なんて、軽くて使いやすいのが一番いいよね、しかも安くて、と思っていた私ですが、

近頃はそんな自分にダメ出しをしています。

コロナ禍の状況はなかなか改善の兆しが見えず、島根県内での移動もはばかられるご時世となってしまいました。

誰もが〈お家時間〉を楽しもうと、色々と工夫されています。

そんな折、昨年行った日本伝統工芸展の影響もあり、日用雑貨の工芸品に目を向け始めています。

毎日使うお茶碗やお皿も長く大切に愛着がわくものを選びたい。
島根にも窯元結構あるのではないかな・・・

情報収集をするべく、まずは図書館へ

そこで見つけた本をご紹介します。

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陶芸(器)本おすすめその①『西日本のうつわと食をめぐる 手仕事旅行』京阪神エルマガジン(2016)

西日本のうつわと食をめぐる手仕事旅行

この本で紹介されている地域は、「岡山・倉敷」「鳥取」「島根」「篠山」「信楽・伊賀」です。

きっとまだまだたくさん紹介したい場所があったろうと思います。

島根県で取り上げられていた窯元は、

・出西窯(斐川)

・森山窯(温泉津)

・湯町窯(玉造温泉)

器の紹介ばかりでなく、作り手や売り手の声もしっかり掲載されています。

どんな思いで作っているのか、どんな願いを込めて届けようとしているのか。

島根県の他の地域でも、歴史のある窯ばかりで伝統を続けていくことにも色々なやり方があるんだと分かります。

食べ物のページもとても美味しそうです。

ブクログで本のレビュー書いてます。
https://booklog.jp/item/1/4874355145

陶芸本おすすめその②原田マハさんの『リーチ先生』

原田マハ「リーチ先生」

アート系の小説家といえば、原田マハさん。

ファンの方ならお分かりいただけると思いますが、事実と脚色が織り交ぜられたストーリー展開にいつも引き込まれます。

『リーチ先生』はイギリスの陶芸家バーナード・リーチを主人公にした、明治後期から昭和中期にかけての陶芸や芸術に熱く生きた人々の物語です。

また、島根県にゆかりのある方々も登場します。

・柳宗悦(やなぎ むねよし)…民藝運動の第一人者。工業デザイナーの柳宗理さんのお父さん。

・濱田庄司(はまだ しょうじ)…バーナード・リーチや河井寛次郎とともに日本各地の窯元を巡り、島根県でも彼らの指導や影響を受けた窯が今もあります。出西窯や湯町窯もそう。

・河井寛次郎(かわい かんじろう)…島根県安来のご出身です。

・小泉八雲(こいずみ やくも)…言わずと知れた怪談話のラフカディオ・ハーン。

架空の人物も登場しますが、もしかしたら本当にそんな人がいたのかもしれないと思わせてくれる語り口は本作でも際立っています。

脈々と受け継がれている陶芸家の志、今に至るまでの道筋の一端を知ることができる本です。

ブクログで本のレビュー書いてます。
https://booklog.jp/item/1/4087710114

閑話休題

松江城の近くに島根県物産観光館というお店があります。

こちらでは「島根県ふるさと伝統工芸品」に指定されているものを中心に紹介・販売されています。

オンラインショップはこちら

住所:松江市殿町191 松江城大手前 島根ふるさと館内

※営業時間等は事前にご確認ください。

県内の様々な陶芸品のみならず、様々な伝統工芸品が置いてあります。

本日も最後までお読みいただきありがとうございます。
次回はお気に入りの器を探しに行ったことを書きます♬